Julia環境構築 2014 ver. #julialang
Julia Advent Calendar 2014 3日目の記事です。
1日目、2日目の記事を読んで、とりあえず試してみよう!と思った人のためのお話です。
Macに移って久しいのでWindows, Linuxの事情は薄くなりますがご勘弁を。
事前知識
Juliaはまだまだ鋭意開発中の言語なので、変化が激しいです。 割とStableを使ってる人が少ないかもしれません。なので、Stableの導入の仕方とNightly buildsの入れ方を書いておきます。
自分はv0.4(Nightly builds)を使ってます。 少なくとも、2014年には0.2系以前を試す必要は無いと思います。
入れるもの
- Julia
- anaconda
- IJulia
- LightTable(IDEが欲しければ)
Julia
Windows
バイナリをダウンロードするのが一番手軽です。
StableもNightlyもこれでいいでしょう。
Mac
お手軽に試すには
バイナリをダウンロードするのが一番手軽です。
/Applications/Julia-0.X.X*.app/Contents/Resources/julia/bin/julia
に~/bin/
以下にシンボリックリンクを貼るなどして、PATHを通しておくとよいでしょう。
Homebrew
githubからcloneしてビルドするのも良いですが、homebrewから入れるのが楽です。
$ brew update $ brew tap staticfloat/julia $ brew install julia
Nightlyを入れるには
$ brew install julia --HEAD
でOKです。
gccとかを更新した時は、arpack-juliaとopenblas-juliaを削除すると良いでしょう。
Ubuntu
Stable
PPAを使ってaptで取得できるようにするのが楽です。
$ sudo add-apt-repository ppa:staticfloat/juliareleases $ sudo add-apt-repository ppa:staticfloat/julia-deps $ sudo apt-get update $ sudo apt-get install julia
14.10からは普通にapt-get install julia
で入るようです
@chezou Julia は Ubuntu 14.10 で普通に apt-get できるし、いずれ追加するつもりですよ
— Yusuke Endoh (@mametter) 2014, 11月 11
Nightly
$ sudo apt-add-repository ppa:staticfloat/julianightlies $ sudo apt-add-repository ppa:staticfloat/julia-deps $ sudo apt-get update $ sudo apt-get install julia
RHEL/CentOS系
RHEL系はEPEL使えば行けるそうです
IJulia/anaconda
IJuliaはIPythonをベースにしたブラウザ上で動くJuliaの対話環境です。ガッツリパフォーマンスチューニングしたい人には向かないですが、グラフ書いたり分析したい人には適しています。 また、LightTableなどのエディターで実行結果を表示する時にも必要になるので入れておくのが良いでしょう。
IPythonの環境を入れるのがだるいので、Pythonの環境がまだないよ/こだわりないよって人は、anacondaを使うと良いでしょう。 MacでもシステムPythonだとIPythonのバージョンが古いとかなんとか色々はまるので、anacondaにしておくのが良いでしょう。
少し前のですが下記のサイトやIJulia本家の記述が参考になりますが、こちらにも簡単にまとめておきます。
IPython(Anaconda)とIJuliaが凄すぎる件 - アドファイブ日記
anacondaをダウンロードして入れる
IJuliaを入れる
Pkg.add(“IJulia”)
anacondaが入っていればこれで大丈夫なはずです。後は下記でIJuliaを起動後、適当なノートブックを作って試しましょう。
$ ipython notebook --profile julia
便利なショートカットはこちら
ipython 0.12 の notebook - akameganeの日記
LightTable (optional)
emacsやvimでjuliaのプラグインを入れるのも良いと思いますし、IDE的なものが欲しいよという人はLightTableを使うといいです。 補完もできて、Cmd+Enterで実行結果も確認できます。
Sublime-IJuliaもあるようですが使ったことがありません。
Lightable - LightTable + JewelでJuliaの環境を作る - Qiita
ちなみに
JuliaのREPLは実はかなり強力で、対話的に開発したいだけならREPLだけで良いという人もいます。
すごい大事な話を忘れていた。これがJuliaのREPLの補完力です #JuliaTokyo pic.twitter.com/Ns5FqG6j80
— chezou (@chezou) 2014, 7月 5
juliaのREPL凄い便利。タブを押すとこういう奴らがいることがわかるが、何が凄いかって
∛ 8
で2.0って返ってくる所 pic.twitter.com/LQwOV6t2tQ— chezou (@chezou) 2014, 6月 23
僕自身は、なんだかんだでREPL+SublimeTextで書くことが多いです。
明日は再びbicycle1885さんです。