合唱団お江戸コラリアーず第7回演奏会
良い演奏会でした。男声合唱に対するイメージが良い意味で変化しました。
細々と書いていくとあれなので、簡単に。
1stのVictoriaは、最初のステージとは思えない立ち上がりでした。
柔らかくステージを包み込む和音が広がります。
2stの新しい歌は、初めて良い演奏にありつけた気がします。
この曲は、若さが必要です。それと同時に演奏のレベルとクオリティも求められます。
そう言う意味では、ちょうどいいバランスの上に成り立っていました。心がうきうき踊るステージでした。
で、信長先生がステージにたって挨拶後は、アンコールインターミッションとしてトトロを歌っていました。この間TVでやっていたようで、良かったんじゃないですかね。一人ノリノリ過ぎてヘドバンしてた人が居たのが気になりました(笑)
3st。Tormisがうれしすぎる。この暗い感じがたまんねぇっ!
タダタケの鮪組からThe Drunken Sailorへの小芝居うまいことつないだなという感じでした。
ただ、このステージ重すぎやしませんか(苦笑)
4st。寺嶋陸也氏のピアノが上手すぎる。伴奏として合唱団を引き立てながらも、主張する。
かっこいいねぇ。それまで伴奏がボケボケな感があったのが、急にシャープになったようでした。
「生きる」は、素晴らしいの一言に尽きます。いや、いつも混声だと感情的に、ともすればヒステリックな高ぶりを聞いていたので、落ち着いたというか内面からわき起こる感情に心を打たれました。
概して良い演奏会でした。また行きたい。
演奏曲目の詳細は続きに書きます。
【1st Stage】 聖週間の応唱集より 作曲:Tomas Luis de Victoria 指揮:山脇卓也 ・Iudas mercator pessimus(恥知らずの商人ユダは) ・Tenebrae factae sunt(暗闇となりぬ) ・O vos omnes(おお 汝らすべての人よ)
【2nd Stage】 男声合唱とピアノのための「新しい歌」(2台ピアノ版) 作曲:信長貴富 指揮:山脇卓也 ピアノ:斎木ユリ 須永真美
~ intermission ~ 「となりのトトロ」編曲:信長貴富
【3rd Stage】海のア・ラ・カルト ・Gryning vid havet (海の夜明け)作曲:Hugo Alfven ・Muistse mere laulud (古代の海の歌)作曲:Veljo Tormis ・内なる怪魚シーラカンス 作曲:廣瀬量平 ・鮪組 作曲:多田武彦 ・THE DRUNKEN SAILOR(酔いどれ水夫) 編曲:Robert Sund 指揮:山脇卓也 村田雅之 ピアノ:村田雅之
【4th Stage】 二群の男声合唱とピアノのための「路標のうた」 作詩:木島始 作曲:三善晃 -ピアノのための無窮連祷による-「生きる」* 作詩:谷川俊太郎 作曲:三善晃 指揮:栗山文昭(客演) ピアノ:寺嶋陸也 *作曲者の許諾のもと、女声版楽譜を使用して演奏いたします。